いつか聞いた話のつづき

今日も小説を書いて考える

2022-01-01から1年間の記事一覧

つまらない日に

アナログフィッシュのライブに久しぶりに行ってきた。 本当に、10年ぶりくらいだろうか。 一番好きなバンドはアナログフィッシュです、と素直に言えないときがある。「斜に構えてると受け取られるか」とか「言っても知らなくて気まずくなるだろうか」などと…

持続可能なわたしたち

降車ボタン押さずに寝てるふりをする ここから先はずっと好きです足下を照らすライトにはなれないけれどせめてそれの電池に 「無茶苦茶なこのやりとりを無意味だと思う人とは気が合わないね」 詰め替えた直後のJOYを気前よく使ってしまう、みたいな愛だ いつ…

空のひび

「品性、」とシノブがいった。「あんたに足りないものそれは品性」語尾が気だるい、それはいつものこと。怨み言をいいながら死んでゆく女中のようなねばつき、と彼女をたとえたツカサが「それは知性」と訂正する。「どっちでもいいけど図書室に来たことない…

パラレルの朝(短歌)

小説のなかにあなたを投げだして私は次の小説を書く どうやって帰ればいいかわからない駅で降りたい 記憶を消して パソコンをマックにすればなにもかもうまくいく可能性はある 「アバターを見ればあなたがわかります」と言うあなたはだれなのですかふざけん…