いつか聞いた話のつづき

今日も小説を書いて考える

持続可能なわたしたち

降車ボタン押さずに寝てるふりをする ここから先はずっと好きです

足下を照らすライトにはなれないけれどせめてそれの電池に

「無茶苦茶なこのやりとりを無意味だと思う人とは気が合わないね」

詰め替えた直後のJOYを気前よく使ってしまう、みたいな愛だ

いつまでも往復書簡のつもりでいる
仏壇に藤井風のアルバム

君の熱とセトリを並べてはただ同じ気持ちでいたいという欲

お礼を言うたびにこちらこそがつづきこのまま骨になれればいいや

真夜中の路地を横切る名もないけもの月の光を吸いこむ

君と会ったあとの世界が少しだけきれいにみえることをLINEで

なんの略だったか忘れたけど私たち持続可能なふたりでいたい

宣誓もファーストバイトもしないけど終わることない祝祭の日々

平行なひこうき雲に横線を引いてあみだでランチを決める